SDGsへの取組み 〜地域の緑と自然を守る〜

Case1:芝生を通して人々の健康を Sustinable development Goals

Case1:芝生を通して人々の健康を

岸グリーンサービスグループは公園やゴルフ場の整備、公共施設の管理などを行なっています。特に芝生においては生産・工事・メンテナンスまで行なっており、芝生の生産面積は75ヘクタールで日本一です。

金沢城や21世紀美術館の芝生、地元のサッカーチーム「ツエーゲン金沢」のフィールドの管理も行なってます。刈り取った芝生は肥料として、グループの管理する公園や農園に再利用するという循環も生み出しています。

最近は人々の環境意識の高まりから福祉施設やオフィスビルでの屋上緑化工事も増えてきました。病院などでは外出できない方も屋上で緑と触れ合うことでストレスの軽減にもつながっています。直接的に人と触れ合うことは少ない仕事ですが、芝生で遊ぶ子供たちや散歩している方を見ることが私たちの喜びです。

これからも緑の環境を守ることで、人が健康的に幸せに暮らすことができる街を創っていきたいと考えています。

Case2:地域との関わり

Case2:地域との関わり

私たちは昭和41年の創業以来、半世紀にわたり地域の人々と関わってきました。今では奥卯辰山県民公園、白山ろくテーマパーク、加賀片山津温泉総湯など11の公共施設の管理を任されています。

これらの施設では地域の人々が楽しめるイベントを年間約150回開催しており、家族の触れ合いや、地域コミュニティーの憩いの場となっています。10年前から開催している「はだしの王国」は、さまざまなパートナーのご協力により今では5,000名以上が集まる大きなイベントとなっています。

子供たちが外で遊ぶ機会が減ってきた中で、芝生の上を裸足で走りまわることで自然と触れ合う楽しさを体感してもらっています。

Case3:観光農園

Case3:観光農園(加賀フルーツランド)

私たちのグループの中で、一般の人に最もなじみがあるのが「加賀フルーツランド」です。いちご、ぶどう、りんごなど年間を通じてもぎとり体験やバーベキュー、屋外レジャーなどを楽しんでいただいています。

この場所は昭和40年に18軒のぶどう農家さんが集まって果樹栽培を開始したのが始まりです。しかし、生産者の高齢化などから耕作放棄地となるところが増えてくる中で、地域農家の方々から相談があり、平成5年に「加賀フルーツランド」をオープンしました。今では年間約10万人の方にご利用いただいています。

また地域の雇用創出にもつながっており、農作業は福祉施設の協力のもと知的障害を持つ方も働いてくれています。近隣の特別支援学校の頃から5年以上も関わってくれている方もいます。地道な作業が得意な方が多く、彼らにとっても植物と触れ合うことは心の健康にもつながっています。

これからの取り組み

これからの取組み

これまで地域と関わり環境を守ってきた私たちはグループ全体で約300名の組織となりました。これから最も力をいれていきたいことは働く人の幸せです。すでに定年後の再雇用や、産休・育休などを利用しているスタッフも多くいます。

障害を持った方、外国人技能実習生など多様な方々が働くようになり、働き方にも多様性を生み出していきたいと考えています。

造園や農業などの業界全体としては、若い人に選ばれにくい仕事となっているようですが、岸グリーンサービスグループには毎年多くの若者が入社してくれており、新たな企画や仕事を生み出してくれています。老若男女、国籍の枠を超えた多様性をこれからの私たちの強みとしていきたいと考えています。